日本の部活動・クラブ活動・スポーツクラブの実態
中学校・高校のスポーツ系の部活動・クラブ活動では授業が終わったら、放課後に毎日練習するのが当たり前です。
特に野球やサッカー、陸上といった人気で、各地区で大会が開かれるようなスポーツでは毎日の放課後に加えて、朝練や休日に練習を行う学校も少なくありません。
また学校だけではなく、学校では行われていないスポーツは民間のスポーツクラブで習います。
その中でも私の専門分野である水泳に関してですが、、、
通常、スポーツクラブの水泳は週1~2回のレッスンを毎週行います。
そのレッスンで、水慣れ~4泳法(クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ)を習います。
クラブによってですが、ある程度までのレベルに達すると、大会の案内がきます。
その大会で良い成績を納めると、クラブ側から
「選手・育成クラスに入ってみませんか?」
と打診がきます。
ここで水泳→競泳と変わります。
選手・育成クラスになると練習量が爆発的に増えます。
練習時間は倍になり、練習メニューも身体を酷使するものになります。
多くのスポーツクラブでは週6回の練習に加えて、週末は朝と夕方の2部練になることもあります。
パフォーマンス向上の基本の3か条
スポーツの技術・成果(パフォーマンス)は専門的な練習だけでは向上しません。
3つの要因をバランスよく考える必要があります。
まず1つ目は、もちろん
運動
です。
その年齢や体格、スポーツに合った練習が必要です。
また練習とは何もそのスポーツの専門的な技術の向上だけではなく、それを行うための準備が必要です。
- 知識
- 機材
- 場所
- ウォーミングアップ
- クールダウン
- ケガの予防・リハビリ
挙げていけばきりがありませんが、一言で”運動”といっても効率のいい成果を上げるにはいろいろ考えなくてはいけません。
次は
食事
です。
アスリート専門の栄養指導資格があるほど、食事は身体づくりをするのに重要なのです。
ただ筋肉をつけるための栄養ではなく、骨の成長や疲労感、集中力も摂取する食事によって変わってきます。
適切な””運動”をしても”食事”を疎かにしていてはいけないのです。
最後は
休養
です。
身体・筋肉を休めることも重要なのです。
筋肉を休めることで筋力を向上させる研究結果もあります。
またこの休養で最も大事なのはケガの予防です。
疲労は蓄積していきます。それが元でケガをしたり、慢性的な傷害になることもあります。
以上の運動・食事・休養がバランスよく考えられていないとパフォーマンスは向上しません。
そしてスポーツ選手として致命的なケガの予防も怠ることになります。
まとめ
指導者・インストラクターには様々な考え方や理想があるので、一概に良し悪しは決められませんが、昔からの慣習で練習が続けられているだけならば、一度学校・クラブで考えられていけたらと思います。
学校の部活動は教育の面があると思うので、パフォーマンスの向上が全てではないと思います。
ただいえるのは、一番すごいのはケガをしないで高いパフォーマンスを維持できる選手だというのは間違いありません。
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