まずは、水を怖がらない☆
今では習い事NO.1の”水泳”ですが、共働き家庭が増えてきて、なかなかスイミングスクールに通えない子供が増えてきています。
でも小学校にあがれば学校で水泳の授業があります。
幼稚園では立派な屋内プールが併設されていたり、保育園でもプールの時間があるところは顔を水につけたり、先生によってはけのびのようなことを教えてくれるところもあります。
ですが、大勢で水泳を習う、というのは小学校が初めての経験になるでしょう。
スイミングスクールはクラス全体では20~30人ですが、そこから泳力で各グループに分けられ、だいたい8~15人が1グループで1人のインストラクターがつくので、実際はあまり多くはありません。一人一人じっくり見てもらえます。
ですが学校では1クラス20~30人を担任1人が見るようになります。
なかなか出来ない子に対して先生がアドバイスをできる環境ではありません。
ではどうするか。。。
周りの子についていくしかありません。
水泳において、周りの子に合わせていくための初の試練は
水を怖がらないこと
と
慌てないこと
です。
水泳を習い始めのころに一番子供が苦労するのは顔を水につけることと鼻からブクブク(ボビング)することです。
これさえできれば小学校低学年の授業は大丈夫でしょう。
呼吸はあきらめる☆
どの泳ぎもですが、呼吸をするからフォームが崩れ、無駄な体力を消耗するのです。
先生からもちゃんとした息継ぎの仕方も教えてもらえないでしょう。
そもそも息継ぎが水泳を習うと必ずぶち当たる最大の壁なのです。
毎週、少人数で水泳専門の指導者が1時間みっちり教えて1か月2か月で習得するような技術を7・8月限定で、なおかつ、天候不良では入れない学校の授業で正しく習得するにはまず不可能です。
それならば息継ぎは諦め、その分の力を推進力につかった方が賢明です。
25mならば2回ほど息ができればたどり着くので、その2回を我流でなんとか乗り切れば大丈夫です。下手な呼吸を毎回するより余程いいでしょう。
背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライの優先順位
クロールはできました。
一応、学校の水泳の手引きでは4泳法全て教える記載があります。
ですが、学校にはそんな時間も指導技術もありません。
なので授業のねらいでもある”安全”に焦点を当てて、、、
まずは水辺の事故にあったときに、服を着て、靴をはいた状態で一番泳げる平泳ぎ
次は呼吸を確保できる背泳ぎ
最後は学校水泳ではまったくメリットが無いバタフライ
女の子の”アノ日”はどうする??
いわゆる生理現象ですから、休んでも問題ないでしょう。水泳がキライだから、水着になるのが嫌だからっていうも加わっていると思いますが、どちらにせよ、無理やりやるものでもないですし、別段困りません。
泳げることは水辺の事故防止でもありますが、事故が起こりうる環境下で学校水泳の何かが役立つのは確率的にかなり低いです。
最近では休んだペナルティとして教師から生徒に重い課題が出されることが問題になっていますが、カリキュラムに相当する内容であればいいのですが、そうでないならばしっかり学校もしくは教育委員会の方に申し出てよいと思います。
誰もがしたくなる授業へ
水泳の授業に限らず、全ての教科で生徒が自主的に参加したくなるような授業を運営するのが教師の仕事です。
今では外部から講師を招いて授業をする学校も増えてきています。経済的に塾に通えない、親の仕事が忙しくてスポーツが習えない、そんな子たちが平等に勉強・スポーツに触れ合えるのが学校なのです。わざわざ子供たちの寄せて気に入られるような先生・指導者になる必要はありませんが、魅力的なプログラムを展開するのが指導者の腕であり、そこに尽きます。
最近では大人側も子供側にも事件・事故が少なくない時代です。
せっかく新しい制度が増えてきたのですから、学校側には積極的に取り組んでほしいですね。
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